清武氏が批判「下着まであさられた」

 巨人の球団代表を解任された清武英利氏(63)と巨人側が互いに損害賠償などを求めている東京地裁の訴訟で5日、巨人・渡辺恒雄球団会長(88)と清武氏が証人尋問で東京地裁の法廷に立った。

 清武氏は証人尋問のため出廷した後に会見に臨んだ。渡辺会長や桃井社長について「久々に会ってガッカリした。肝心なことははぐらかす、記憶にないを連発する」と振り返った。

 法廷では、確定したコーチ人事を渡辺会長が覆したのはコンプライアンス違反という従来の主張を繰り返し、「人事権は私にある」と訴えた。「私たちが練りに練って決めた人事を、巨人では一取締役にすぎない渡辺氏のアイデアで覆すのはあり得ない」と語気を強めた。

 会見では、読売側の手法を批判。シンガポールの知人女性(現在の夫人)の家のパソコンに球団の資料などを保存していた問題で、同国の裁判所が証拠保全手続きでパソコンなどを差し押さえたことに「読売新聞の人間も来て、下着まであさられた。家族も被害を受けている。こんなことがあっていいのか」と訴えた。

 法廷では読売側が、清武氏が取締役解任に応じる条件として功労金の支払いなどを挙げているメモを証拠として提出。これについては「都合のいいところだけを取っている」と主張した。

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