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大谷圧巻160キロ!マエケンに勝った

 「交流戦、日本ハム6‐2広島」(4日、札幌ド)

 やっぱり怪物だ。日本ハム・大谷翔平投手(19)が広島戦に「7番・投手」で先発し、初回にプロ自己最速となる160キロを記録した。日本人投手の160キロ以上は2010年の由規(ヤクルト)以来2人目。大谷は5回3安打1失点、自己最多タイの10奪三振で交代。打席でも二塁打を放ち、今季5勝目を挙げた。

 大谷の超快速球が市川のミットに収まった瞬間、スタンド全体からどよめきが起こった。初回2死。丸への5球目。長い腕をムチのようにしならせ指にしっかりとかかった直球で空振り三振を奪った。体をクルリと回転させ、スコアボードをチラッと見た右腕。計測は「160キロ」だった。「初回から自分の持てる力を出し切ろうと思いました」

 尊敬する広島・前田との初めての投げ合いで剛球を披露。160キロ到達はヤクルト・由規以来日本人2人目だ。スタンドの余韻が冷めやらぬ中、淡々とベンチへと下がった。「手応えはありました」と胸を張って答えたのは心憎いばかりだ。

 前回5月28日のヤクルト戦で123球を投げてから中6日。その間、野手では2試合「3番・右翼」でスタメン出場。疲労は問題はなかった。「夏は好きなので暖かくなれば(球速は)出てくる」。高3夏の岩手大会でマークして以来の160キロ。北海道も連日30度を超えることが、大谷には好都合だ。

 二回エルドレッドに一発を浴びたが、続く松山への5球目にも159キロ。5回を投げ155キロ超えは25球。毎回の自己最多タイ10三振を奪う快投を演じた。

 昨年前田から左中間二塁打を放った二刀流は、野手としてもノリノリだ。先頭の五回。ショート後方へしぶとく落とし二塁打。しかし、1死三塁から中島の左前打で本塁へスライディングした際に右足首をひねり、六回はマウンドへ上がらなかった。アイシングを施したが、試合後は「大丈夫です」ときっぱり。球団トレーナーも「大事を取った」と軽症を強調。次回11日から予定の巨人戦先発へ問題ないもようだ。

 チームトップの5勝目を挙げた19歳。投打のハードな練習をこなすため走り込みのメニューは通常選手より軽減される中、寮内でも練習休日にも自転車をこぐなど、積極的に体を動かすことで体力強化に励む姿勢が結果につながった。

 「まだまだ発展途上。成長の途中」とは厚沢投手コーチ。日本球界最速162キロ超えの期待も膨らむ19歳のこれからが楽しみだ。

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