アジャ“どすこいトレ”四股パワー注入

 ロッテ2軍が30日、さいたま市のロッテ浦和室内練習場で、大相撲・玉ノ井部屋の玉ノ井親方(元大関・栃東)を招き、四股踏みトレーニングを行った。股関節の柔軟性や鍛錬のため、2軍首脳陣の発案で実現。114キロの恵まれた体格を誇るアジャことドラフト5位・井上晴哉内野手(24)=日本生命=は、角界にスカウト?される一幕もあった。

 「相撲と野球は似た部分もある。股関節を鍛えることは、ケガ予防のためには良いこと」と、玉ノ井親方から、リハビリ組を除く2軍全選手に四股踏み、股割りが伝授された。簡単そうに見えてハードな鍛錬。最前列で指導を受けた井上は、20回ほど真剣に四股を踏むと「ももの内側が張ってきます」と苦悶の表情を浮かべた。

 そんなアジャに、玉ノ井親方は「いい体しているね」と、思わず“勧誘”。新弟子基準は23歳未満で、年齢オーバーと知ると「あと2歳若かったらなあ」と残念がったが、「教えたことを生かしてくれたら」と“本業”での期待を込めた。

 また、指導役を務めた三段目・東里、序二段・本木山の現役力士に押し相撲を挑んだG・G・佐藤は、「野球人生、俵いっぱいまで追い込まれているので、割らないように押し返したい」と決意を新たに。“どすこいトレ”で有意義な一日となったことは間違いないようだ。

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