ハム近藤2号逆転満塁弾!打線爆発14点

 「交流戦、ヤクルト7‐14日本ハム」(29日、神宮)

 日本ハムはド派手な猛打ショーで3位タイに浮上し、勝率5割に復帰した。3発を含む15安打で、今季最多14得点。栗山監督は「いいゲームだったと思う」とうなずいた。

 ヒーローは3年目の20歳、近藤だ。2点を追う三回1死満塁から、バックスクリーンへの2号逆転満塁弾。自ら「“奇跡”です!」という野球人生初のグランドスラムで、打線に火をつけた。

 26日の巨人戦(東京ドーム)では、同点の九回無死一塁でスリーバント失敗。チームはサヨナラ負けしただけに「今日はいい形で出ました」と、同じ東京で放った名誉挽回の一発を喜んだ。

 打順が前日の7番から2番に変わった近藤は「監督から『2番だけど、3番の気持ちで行け』と言われて打撃に集中できた」と話した。指揮官は「送らない2番は一つのテーマ。良さを出してくれた」と起用理由を説明。4安打した1番・西川も含め「若い選手がよくやってくれた。うまく(打順を)回しながらできるかもしれない」と、新たな可能性を感じた様子だった。

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