G再逆転サヨナラ星も菅野「情けない」

 「巨人5‐4ヤクルト」(29日、東京ド)

 笑顔はなかった。2試合連続完投で、リーグ単独トップとなる無傷の5勝目。だが巨人・菅野は「情けない」と自分を責めた。

 1球の怖さを思い知った。3‐1の九回2死一、二塁。勝利まであと1死だった。だが畠山にフォークのすっぽ抜けを左翼席に運ばれた。「一瞬、頭が真っ白になった」。逆転3ランを浴び、マウンドで崩れ落ちそうになった。

 だが最後まで投げ抜くと、その直後に救われた。九回に味方打線が奮起し、今季初のサヨナラ勝ち。菅野は「自分のために、というふうに感じました」と感謝。原監督も「周りに支えられる。一人の力ではどうすることもできない。自分の中に刻んでもらいたい」と、この経験を生かすことを期待した。

 今季、セ・リーグ5球団から白星を挙げた。4月末までにセ・リーグ全球団に勝利するのは、巨人では1956年の安原達佳以来、58年ぶり。ドラフト制以降では初の快挙だ。

 エースは「次は絶対、完封します」と悔しさを糧にするつもりだ。

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