楽天・森&松井裕、ローテ入りテス投

 「楽天春季キャンプ」(21日、金武)

 生き残りへのサバイバルが激化する。オープン戦初戦となるヤクルト戦(22日・浦添)に先発する森雄大投手(19)、巨人戦(23日・セルラー那覇)に先発する松井裕樹投手(18)=桐光学園=が、登板へ向けて調整。若武者2人が、先発ローテ入りへの最初の関門を迎える。

 昨年ドラフト1位の左腕・森は、60メートルの遠投で汗を流し、「自分の持っている力を出せるように」と語った。昨年は1軍登板なしだが、ヤクルト戦では昨季60本塁打のバレンティンといきなり対戦する可能性がある。「意味はある。逃げて打ち取れる相手ではない」と、攻める姿勢を貫くつもりだ。

 黄金ルーキー・松井裕もブルペンで入念に準備。セットポジションでの10球を含み、計85球、スライダー、カーブ、チェンジアップの変化球も確かめた。「巨人は強い相手なので胸を借りたい。気持ちも技術も、いい状態で持っていきたい」と表情を引き締めた。

 星野監督は「アイツらが楽天を背負っていく存在」と、新旧ドラ1へ期待を寄せる。ともに今年初の対外試合。若き力が、ベールを脱ぐ。

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