田中のメジャー移籍が容認されたことを、米メディアも大きく報じた。ニューヨーク・タイムズ紙（電子版）は２５日付で「獲得競争に勝つのは１億ドル（約１０４億円）近くの大型契約を提示できるチームになりそう。日本投手では松坂、ダルビッシュをしのぐ好条件になるだろう」と予測した。

　同紙は「獲得に興味を示すヤンキース、ドジャース、レッドソックスは資金力があり、３球団の中では先発投手を補強したいヤンキースが最も田中を必要としている」と分析した。

　ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙（電子版）は「獲得競争のドアが開けられた」と報じ、ＡＰ通信は東京発で「ヤンキースが優勢とみられているが、上限額が２千万ドルに抑えられたことで、多くのチームが獲得に乗り出すことができる」と打電した。