ヤクルト・小川淳司監督（５６）が２７日、来年２月１日から始まる春季キャンプについて、準備不足の選手に対しては、初日に即刻入れ替えを断行する方針を打ち出した。今季最下位に沈んだ小川ヤクルトが、例年にないシビアな姿勢で臨む。

　「２月１日に明らかに（準備が）遅れていると判断すれば、入れ替えないといけない」。例年と同じようにやっていては、巻き返しは望めない。「何かを変えていかないといけないから」と温厚な指揮官は“鬼”になる決意を示した。

　「選手には、秋季キャンプに近い状態で２月を迎えられるように伝えました」。約束を守れない者には、容赦なく２軍行きを突きつける。低迷脱出へ、一切の妥協を許さない。