李大浩は退団…オリックス苦渋の発表

 オリックスは14日、今季で2年契約満了となった李大浩内野手(31)の退団を発表した。シーズン中から残留交渉を続けてきたが、代理人から正式に断りの連絡を受けた。2012年に打点王を獲得し、今季も打率・303、24本塁打、91打点と活躍した李大浩にはソフトバンクなど複数の球団が興味を示している。

 想定外の「ノー」だった。瀬戸山隆三球団本部長(60)が大阪市内で会見を開き、「10日ごろに(李大浩の)代理人から『この中身ではイエスとは言えない』という最終アンサーが届いた」と説明。「来季の契約を断念せざるを得ない」と苦渋の決断を下した。

 シーズン中から何度も交渉の場を持ち、残留に確かな手応えをつかんでいた。2年8億円の条件提示から2度の修正を加え、「出来高は従来の倍以上。契約年数もプラスした。これ以上(の条件)は他ではないだろうと、自信を持っていた」と話す。

 それでも届いた返事は「退団」‐。「本人と直接話をする機会はなかったので、ひょっとしたら代理人とは違う考えもあるのでは」と未練をのぞかせつつ、「これ以上待つわけにもいかない。我々は次のステップに進みます」と前を向いた。

 主砲の穴を埋めるのは容易ではないが、「(李大浩の今季のホームラン数と同じ)24本打つ外国人を見つける自信はある」と強気。「35本ぐらい打てる大砲で、それなりに守れて走れる選手を」と、三拍子そろった強打者の獲得を宣言した。

 とはいえ「本格的なリストアップ作業はこれから」。本社創立50周年となる来季を前に、暗雲が垂れ込めたことは間違いない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス