中畑監督CSへ起爆剤、故郷でG倒だ!

 DeNAの中畑清監督(59)が、打倒巨人で故郷に錦を飾り、8月反攻の起爆剤にする。5日、巨人戦(6日)に備えて福島・郡山の開成山球場で練習。監督として初の故郷凱旋に「巨人戦で連敗を止める。そうすればウチは変わる。勢いがつく」と語気を強めた。

 7月末には一時は3位に上がったが、現在は5連敗で5位に逆戻り。8月に9試合も組まれている巨人戦が正念場になる。「とどめを刺されるか、残れるか。この8月にかかっている。そのくらいの覚悟でやらなきゃいけない」と訴えた。

 「この球場には思い出がいっぱいつまっている」。09年に先頭に立って球場改修の募金活動を進め、改修翌年の11年、東日本大震災では避難所となった球場に足を運んだ。「高校時代はあこがれの場。プロでプレーし、最後に監督として立つ。しかも巨人相手。集大成といってもいいんじゃないか」と目を細めた。

 練習後は地元ローカル局の生放送に出演。「試合中、グラウンドで何かをやります」とサプライズ予告。「あきらめない野球でCSに出る。ここから新しいスタートを切る」と故郷のお茶の間に誓った。

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