熊谷は阪神残留 FA行使せず3年契約 複数球団が興味示すもタテジマに愛着で早期決断
今年8月に国内フリーエージェント(FA)権を取得した阪神・熊谷敬宥内野手(30)が、FA権を行使せず残留する決意を固めたことが30日、分かった。この日までに球団事務所で複数回の残留交渉が行われ、今季推定年俸3000万円からのアップと3年契約で合意。最終的にタテジマへの愛着が決め手となった。
熊谷は今年8月9日に国内FA権を取得。球団はシーズン中から来季以降の必要戦力として残留を要請していた。補償なしで獲得可能なCランク。水面下では複数球団が興味を示した中、阪神も最大限の誠意として3年契約を提示。評価については熊谷も29日に「そこは本当にありがたいです」と感謝を語っていた。
今季は、主に遊撃を守り、キャリアハイだった昨年の85試合に次ぐ80試合に出場した。自己最多181打席に立ち打率・211ながら、得点圏打率・314の勝負強さに加え、内外野をこなす堅実な守備と高い走力でリーグ連覇に貢献。名バイプレーヤーとしてチームに欠かせぬ存在で、グラウンド内外で野球に取り組む姿勢も評価された。
日本シリーズが終了した翌日の29日から、FA権の宣言期間がスタートした。球団では、新たに熊谷と木浪聖也内野手(32)が国内FA権を取得し、伏見寅威捕手(36)、梅野隆太郎捕手(35)、岩崎優投手(35)が海外FA権を保有している。宣言期間の解禁翌日、岩崎に続いて早期の残留決断。来季もタテジマに袖を通し、リーグ3連覇の偉業に挑む。
◆熊谷 敬宥(くまがい・たかひろ)1995年11月10日生まれ、30歳。宮城県出身。175センチ、69キロ。右投げ右打ち。内野手。仙台育英、立大を経て17年度ドラフト3位で阪神入団。プロ初出場は18年5月19日・中日戦。25年は自身最多の出場85試合でチームのリーグ優勝に貢献。26年も走塁と複数のポジションを守れるユーティリティーぶりを発揮してリーグ連覇を支えた。
