阪神・藤川監督 昨年の雪辱「皆さんで晴らしましょう」悲願の日本一奪回へファンに決意
「阪神0-4ヤクルト」(8日、甲子園球場)
大観衆が生んだ静寂の中で、阪神・藤川監督が声を張り上げた。「いよいよ最後の大勝負が始まります」。3日のリーグ優勝、球団史上初の連覇から5日。レギュラーシーズンを終えたが、激動の1年には続きがある。CS突破、悲願の日本一奪回を。14日から始まる決戦に向け機運を高めた。
「昨年、日本シリーズでソフトバンクホークスに敗れ去りました。あの悔しさを皆さんで晴らしましょう。最後まで応援よろしくお願いします」
シーズン80勝はならなかったが、優勝決定後の4試合は、各選手の体調管理と個人タイトル、ポストシーズンに向けた選手の見極め期間に充てた。小幡を2試合で遊撃のスタメンで起用。木浪は二塁での連携を確認した。7日の広島戦では「抜けてよかった」と桐敷の復調に笑顔。この日先発のルーカスも、5回2安打1失点でアピールに成功した。
佐藤輝の三冠王を筆頭に、投打で主要9部門トップと独占。スピーチでは「高橋遥人も復活した。最後には石井大智も復活しました」と、ケガから戦列に戻った2人の名前を挙げた。試合では岩崎を3番手で起用。「石井にも岩崎にも、僕の記録は全部超えてもらいたい。それが球団の財産だ」と打者1人を抑え球団史上初、6年連続の50試合登板を後押しした。
「自分が現役の時に指導者の方からしていただいて、成績が伸びたことを最大限にやっているのみです。昨年が正解だったことを確かめるためのやり方だったので2年間同じやり方でした。恩返しというか、これまでの指導者の方に感謝です」
球団創設91年の歴史を思い、感謝し、また次なる戦いに向かう。大勝負-と声を張り上げたのには、藤川監督らしい理由がある。「全てが一つになって戦う要素が必要。一緒に戦うぞ、と。これが阪神タイガースだということをね。甲子園の声援をバックアップに全力で立ち向かうんだ、というごあいさつをしたかった」。オールタイガースで短期決戦に挑む。日本一奪回へ、戦いは続く。
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