阪神・近本“猛打ショー”今季初マルチ 止まらん5戦連続安打 全打席出塁にも浮かれず淡々「得点につながって良かった」
「広島2-4阪神」(3日、マツダスタジアム)
プレーボール直後の快音に、敵地の虎党が大きく湧く。左翼線に弾んだ白球が、相手エース攻略の口火になった。阪神・近本光司外野手が今季初となる3安打に全打席出塁。リードオフマンとしての役割を全うして、連勝を支えた。
“猛打ショー”の幕開けは初回だ。昨季の対戦打率・417の床田から左前打。1ストライクからの外寄り直球をコンパクトに捉えた。その後、二進して森下の適時打で先制のホームイン。三回1死では中前にはじき返して、九回先頭では再び中前打とした。
3安打にも本人は「得点につながって良かったです」と決して浮かれることなく、淡々と振り返った。五回2死二塁と七回無死一塁の場面では、いずれもフルカウントから四球。つなぎ役として好機を拡大させた場面も大きな価値があった。
入団からプロの第一線を走り続け、今季が8年目。「普通にプレーするだけではなかなか気付くことが少ないと思うんですけど、地元の人や子どもたちと関われば『こんなに歴史のある球団なんだ』というのはすごく感じる」と随所でチームの伝統を再認識してきた。
だからこそ、芽生える思いがある。「まずはしっかり元気にグラウンドに立つことと、成績を残すこと。その先に、たくさんの人に元気を届けることにつながってくると思うので」と使命感を胸に刻んでいる。2日に続き、九回には今季2個目の盗塁も決めた背番号5。打って走って、猛虎の4月戦線を支える。
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