阪神・伏見 韓国代表から吸収 マスク越し&打席からもインプット 二回左中間タイムリーで移籍後初打点

 「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、阪神3-3韓国代表」(2日、京セラドーム大阪)

 昨秋のトレードで日本ハムから新加入した阪神の伏見寅威捕手(35)は2日、WBC韓国代表との強化試合に「9番・捕手」で先発出場し、二回2死二塁から一時勝ち越しとなる安打を放ち、“移籍後初打点”を記録した。捕手としても韓国打線の一挙手一投足に目を光らせ、積極性を警戒。ライバル国のデータを吸収し、今後に向けた収穫とした。

 虎の扇の要が攻守に渡って存在感を示した。スタメンマスクをかぶった伏見は自らのバットで劣勢をひっくり返した。

 同点で迎えた二回2死二塁で打席へ。高寺、小野寺が連続打点を挙げ、押せ押せムードが漂う。3球目の151キロ直球を捉えた。「ボール先行だったので1球で仕留められたのは良かった」。打球は左中間を抜け、「球の速い投手というのは分かっていたので、力負けしないように打つことができた」と手応え十分。移籍後初打点は勝ち越し打となった。

 守備では3度目となる才木とのバッテリー。レギュラーシーズンでも組む可能性は高い。「いろんなレパートリーを持ったピッチャーなので。チョイスはいろいろある」と、回ごとに投球に変化を持たせながらリードした。

 初めての国際試合だった。貴重なスタメン機会を無駄にするつもりはない。マスク越しに韓国打線の特徴に目を光らせた。

 「一番驚いたのはベンチで、韓国の方が座らず『ずっと前にいくぞ!』って姿勢が最後の回まで。それが積極的な姿勢を生んだのかと。プレッシャーを感じました」

 強さの秘密を探ろうと、ベンチにも視線を移していた。「個人的には出た試合でいろんな情報を入手したいですし、無駄にしないように」。この日得た収穫について多くを語ることはなかったが、持ち前の視野の広さで情報をインプットした。

 3日には日本代表との一戦が控える。侍ジャパンにとっては本戦前最後の強化試合となる。「韓国代表との試合はすごく緊張感があって、これがもし本戦ならとんでもない緊張感なんだろうなと。明日、何が正解かはわからないけど、自分たちの野球をやって日本代表を送り出すことができたら」。決戦がいよいよ始まる。日の丸打線からもデータを吸収し、シーズンへ役立てる。

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