阪神・佐藤輝 兵庫の顔No.1になる!日テレ系番組で9位「そうなれたら」 デイリースポーツ社制定「猛虎感動大賞」受賞
阪神の佐藤輝明内野手(26)が1日、デイリースポーツ社制定「2025年猛虎感動大賞」を受賞。兵庫県神戸市内にあるデイリースポーツ本社で藤谷稔社長から賞金と記念盾が贈られ、かずクリニック、近大から副賞が贈呈された。10月24日に日本テレビ系で放送された「地元の顔を選ぶ」バラエティー番組「県民スター栄誉賞」で兵庫県9位に選ばれた虎の主砲。さらなる活躍で知名度を上げ、文句なしの1位を目指す。
デイリースポーツ本社屋上。12月とは思えない暖かい陽気にも恵まれた中、佐藤輝は神戸の街を目に「いやあきれいですね。海が」。生まれ育った兵庫県を誇らしそうに見渡した。
自身初となる本塁打王のタイトルを獲得するなど、球界を代表するスラッガーになった。その効果もあってか、先日テレビで放映された「地元の顔No.1」を選ぶ特番で、兵庫県民の支持を得て、見事9位にランクインした。
ただ、佐藤輝自身も「(兵庫県は)俳優さんが多いイメージですよね」と話した通り、1位には北川景子。2位に有村架純など俳優陣がズラリ。4位にはダウンタウンと強力なライバルは多いが、さらなる活躍で頂点を目指す。「そうなれたら(1位に)うれしいですけどね」と笑顔で語った。
プロ野球ファンはすっかり魅了されている。今季は40本塁打、102打点で打撃2冠。さらにはMVPと2年ぶりのリーグ優勝に導く大活躍の1年だった。「すごくうまくいった。個人的にもチーム的にも満足できるシーズン」と納得の表情で振り返った。
それでも順風満帆だったわけではない。体力的にも厳しい時期はあり、藤川監督に提出するコンディションノート(1~5の数字で体の自己評価を記入)には「正直にしっかり自分の体と相談しながらやっていました」と「1」と記入する日もあった。思うような状態でプレーできなくても「常に前を向いて、ゲームに臨む気持ちは一緒です」。もがいた中で残した、成績だった。
現在はイベントに引っ張りだこの日々。前回優勝した2年前は、異例のオフに対応できなかった苦い経験がある。今年も多忙を極めるが「しっかりトレーニングはできている」と練習時間は確保。また「サウナに入る量が増えました」と、きっちり息抜きもしている。
チームへの貢献はもちろんのこと、個人で上を目指すことはやめない。「そこ(打率3割)をクリアできたら、成長できたと思えるんじゃないですかね」。三冠王への挑戦も次なるステップとして視界に捉えている。
キャリアハイを目指し進化を続けるオフ。虎の主砲は来季、チーム、球界の枠を飛び越え、兵庫の“顔”になる。
◆猛虎感動大賞 デイリースポーツが制定する、阪神で最もファンに感動を与えた選手に贈る賞。ペナントレース期間中、シーズンの記録、プレーのインパクト、グラウンド外での活動などを考慮し、本紙選考委員会が選出。チーム成績も加味した上で大賞、奨励賞などを決め、受賞者には金一封を贈る。
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