【藤田平氏の眼】「選手に力がある。DeNAとの差を感じた」佐藤輝の3ランは「今年の進化が見えた」

 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神4-0DeNA」(17日、甲子園球場)

 阪神がDeNAに完封勝利。3連勝にアドバンテージの1勝を含み、無傷で日本シリーズ進出を決めた。初回に佐藤輝が決勝の先制3ラン。阪神の元監督、藤田平氏(77)は今季を象徴する4番の打撃を称賛した。

 ◇  ◇

 佐藤輝が初回に放った先制3ランは今年の進化を象徴する打撃だった。

 本塁打を放つ前、初回1死の守備では桑原のゴロを処理した後、一塁へ悪送球する失策を犯していた。その直後の打席だったが、動揺せずに『打って返す』という気持ちを結果で見せた。

 打ったのは左腕・ケイの初球のスライダー。タイミングは変化球待ちだったが、強引ではなく無理せずにセンター返しをしようというスイングだった。

 今年は変化球で攻められることが多かったことを頭の中で整理していたのだろう。いい意味で、気持ちの波が少ないことを感じさせた。

 レベルスイングでタイミングの取り方も良くなっている。守備もだし、何かにつけて良くなった。成績が象徴しているように、今年は一皮も二皮もむけたね。当然、日本シリーズでも活躍が期待できる。

 佐藤輝は2023年のオフに、優勝旅行を早く切り上げてまでアメリカ自主トレに行っていたけど、そういう『レベルアップしたい』という意識が、少しずつ結果につながったのではないだろうか。良くなったのは素質があるからで、素質がない選手は上がってこないからね。

 3-0の三回2死一、二塁は大山がCSファイナルS初安打となる左越え適時二塁打を放った。佐藤輝が凡退した直後だっただけに価値があった。

 阪神は1~5番までが固定されているから、クリーンアップが機能しないと得点力が上がってこない。それだけに中軸3人がCSファイナルSで結果を出したのは、チームとしていい流れだろう。

 CS全体を見ても、タイガースらしい野球というか、いつもと変わらないペースで野球ができていた。選手に力があるし、DeNAと力の差を感じた。やっぱり選手に力がないと勝てないからね。25日に開幕する日本シリーズが楽しみになる戦いぶりだった。

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