阪神 DeNA・竹田を見て確認できたことは好材料 評論家が指摘した敗戦の中での収穫
「阪神1-4DeNA」(20日、甲子園球場)
阪神は連勝が4でストップした。公式戦初対戦のDeNA先発・竹田に苦しめられ、打線は大山のソロによる1点のみ。先発の高橋は今季初の中6日の登板で2失点。八回には4番手の伊原がオースティンに2ランを被弾した。敗れはしたが、デイリースポーツ評論家の中田良弘氏はCSへ向けて体感できたことが大きいとした。
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見ることができたこと、確認できたことがCSへの好材料だ。DeNA・竹田に対して打線は大山のソロによる1得点のみ。新たに現れた『難敵』という嫌なイメージを抱きそうになるが、ボールなどを体感できたのは収穫だ。
例えば、DeNAがファーストSで東とケイの先発で勝ち抜いた場合、ファイナルSで竹田と対戦する可能性が十分にある。印象的なのは下から来るようなストレートの軌道。そして初回に中野が見逃し三振に倒れた外側のボールゾーンから内に曲げるスライダーの使い方も巧みだった。
両チームともいろいろなことを試したと思う。本来のDeNAは強打者ぞろいの攻撃力が特徴のチーム。ただ牧や宮崎が戦線離脱中で、この日はファウルだったものの、三回に投手の竹田にバスターをさせてみたり、四回は桑原の二盗を絡めて先制点につなげた。
このような攻撃をCSで仕掛けるかは分からないが、タイガースは気に留めておきたい。そして阪神投手陣では4番手・伊原が八回にオースティンに2ランを許した。最も警戒しなければいけない打者で終盤で打たれるとゲームが決まる。CSでは気をつけてほしい。
ファーストSのカードはDeNAと巨人。阪神にとって好投手がそろうDeNAの方が不気味。この時期に得た情報を生かせるかもカギを握る。
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