【藤田平氏の眼】レギュラーを目指す野手たちの活発なバッティングが目立った阪神
「広島2-7阪神」(18日、マツダスタジアム)
阪神がカード6連勝で今季の対戦を終えた。三回、森下の22号2ランで先制すると四回には近本が適時打。その後も六回にはヘルナンデスが1号ソロ、七回は大山の10号2ランなど得点を重ねた。先発の大竹は5回2失点で9勝目。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「レギュラーを目指す野手たちの活発なバッティングが目についた」と称賛した。
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この試合、森下、大山という中心選手の活躍もあったが、それ以上にレギュラーを目指す野手たちの活発なバッティングが目についた。
中川が、食らいつくような姿勢で2安打。ヘルナンデスも来日初本塁打を含む2安打。今季、出番の減った木浪も2安打と結果を残した。
さらには高寺、熊谷あたりもヒットを放ってアピールした。
主力ではないところの、バッティングの活性化は競争の激しさを物語る。今後、現役ドラフトも控えるし、今、結果を出しておかなくては来季が約束されない。優勝しても手綱を締めるべきところ、というのが藤川監督もよく分かっているように思える。
投手では、湯浅が少し心配だ。この日は六回に登板したが2死無走者から満塁にピンチを広げて降板。前回、13日の巨人戦でも七回1死からマウンドに上がり、2安打1死球もあって失点した。
救援陣の層は厚いが、裏返せば少しでも不調であればベンチに入れない。CSまでにもう一度、調子を上げていってほしい。
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