阪神が大勝で「M16」 佐藤輝32号ソロで王貞治超え偉業、才木は登板5連勝で12勝目

 「ヤクルト1-8阪神」(24日、神宮球場)

 阪神が引き分けを挟んだ連勝で、優勝マジックを「16」とした。三回、中野の中前適時打で先制すると、四回には佐藤輝の32号ソロで追加点。投げては先発の才木がは7回2/3を4安打1失点の粘投で12勝目(5敗)を手にした。

 前夜は延長12回を戦い、引き分けに終わった対戦。この日は序盤から動いた。三回、5試合ぶりにスタメン出場した小幡が、1死から左前打でチャンスメーク。才木の犠打、近本の死球後、中野が中前適時打を放ち先制点を手にした。

 さらに四回、先頭で打席に立った佐藤輝がヤクルト先発・奥川のイニング初球を捉えると、高々と舞い上がった打球は右翼スタンドに到達した。これがプロ入り通算116本目。入団5年目までの通算本塁打で王貞治(115本)を超えた。六回には才木が2死満塁から押し出し選ぶ。自らを助ける今季初打点と、効果的に得点を重ねた。

 一方、才木はマウンドでも粘りを見せる。四回、村上にソロ本塁打を浴びたが、続く六回の打席では内角高めに直球を投げ込み、真っ向勝負で空振り三振を奪った。毎回のように走者を背負いながら、粘りの投球で追加点を与えない。後半戦に入って7月26日のDeNA戦(甲子園)から、これで登板5連勝と調子を上げてきた。

 中野は2試合連続、今季10度目の猛打賞でチャンスメーク。坂本は八回、無死三塁から右中間を破る適時打を放ち、今季22打点でキャリアハイを更新した。さらに2死満塁から森下が走者一掃の適時二塁打、佐藤輝も右前適時打で続き、一挙5得点で大勝となった。

 デーゲームで巨人がDeNAに敗れたことで、リーグ優勝に向けたマジックナンバーを2つ減らして「16」。歓喜のゴールが近づいてきた。

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