阪神・伊原 25歳ホロ苦誕生日 6戦連続白星なし 金丸とドラ1対決も「反省」4回自己ワースト5失点

 「中日8-3阪神」(7日、バンテリンドーム)

 歯止めがかからず、相手の得点歌が何度も響き渡った。阪神・伊原陵人投手は前回7月31日の広島戦に続いて自己最短タイとなる4回降板で、自己ワーストの5失点(自責2)。中日・金丸とのドラ1左腕対決に敗れ、25歳の誕生日を白星で飾ることはできなかった。

 左腕にとって悪い初づくしだった。初回、岡林の内野ゴロの間に1点を先制されると、2死二塁からプロ初ボーク。同点に追いついてもらった直後の二回は、チェイビスに左翼席へソロを浴びた。これがプロデビューから85イニング目にして初被弾だった。

 三回も先頭のブライトに二塁打を打たれ、そこから3失点。4イニング中3度、先頭を出すなど終始リズムをつかめなかった。「(修正点は)山盛りです。(先頭を出すことが)最近続いているので、しっかり反省して頑張ります」。口数少なく、険しい表情で球場を後にした。

 先発では6月8日のオリックス戦で勝って以来2カ月間、6試合連続で勝ちがない。中継ぎも入れると4連敗となった。それでも藤川監督は「新人なので少し疲れはあると思う。まずは1年間やりきる。故障なくできていることが、まず十分じゃないかな」と責めることはなかった。

 プロで迎える初めての夏に苦戦中のドラ1左腕。この経験を糧にし、壁を乗り越えていく。

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