首位・阪神が今季最悪タイ8失点で大敗 誕生日登板の伊原が5失点KO、佐藤輝29号も空砲 巨人が敗れ優勝Mは「31」

 「中日8-3阪神」(7日、バンテリンドーム)

 阪神が今季ワーストタイの8失点で、中日に大敗を喫し連勝は2で止まった。先発の伊原が4回を投げ6安打、プロ入りワースト5失点(自責2)で5敗目(5勝)。6月8日のオリックス戦以降、2カ月も白星から遠ざかっている。

 序盤から苦しい投球だった。初回、ブライトの安打に味方の失策が絡み1死三塁のピンチを背負うと、岡林の二ゴロの間に先制点を献上した。

 1-1の二回にはチェイビスにプロ初被弾。さらに再び追いついた直後の三回には、無死二塁から田中に中前適時打を許すと、その後もボスラーにタイムリーを浴びるなどこの回3点を失い、3イニング連続失点となった。四回は無失点に抑えたが、五回の打席で代打を送られた。この日は25歳の誕生日。中日の先発は金丸で、ドラ1左腕対決となったが、悔しい結果に。相手左腕にプロ初勝利を献上した。

 一方、打線は見せ場を作った。この日は大山がスタメンを外れた。7月4日のDNA戦(横浜)以来、今季2度目のベンチスタート。代わって5番に入った中川が二回、プロ初本塁打で一時同点に追いついた。四回には佐藤輝がバックスクリーンに29号。球団では2005年の今岡誠に並び、球団史上15位となった。

 ただ巨人が敗れたため、優勝へのマジックは1減って「31」となった。

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