阪神・小川 755日ぶり公式戦登板「ガクブル」1回1失点も最速144キロ「投げられただけで良かった」
「ウエスタン、阪神0-7オリックス」(2日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
ようやくマウンドに戻れた。2023年9月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた阪神・小川が、755日ぶりの公式戦復帰を果たした。5点ビハインドの八回に登板し1回を1安打1失点。直球は最速144キロを計時し、「投げられただけで良かった」と安堵(あんど)した。
「ガクブルでした」。名前がコールされ、緊張の面持ちでマウンドに上がった。四球と安打で1死満塁。野手が集まり、「打たれてもいいよ」と声をかけてもらった。紅林の二ゴロの間に1点を与えたが、最後は来田を遊ゴロに打ち取った。SGLでは今季最多となる4351人の虎党から大きな温かい拍手と「一平おかえり!」の声援が送られた。
平田2軍監督は「30球近く投げたっていうのが、彼にとって一番の収穫。これからっていうところ」とうなずいた。
長いリハビリ期間から立つことができたマウンド。「復帰したいって思いながらやっていただけ。本当にみんなに支えてもらってありがたい」と小川。期待の右腕が再び歩み始めた。
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