阪神 藤川球児監督「底力がまたチームについた」九回追いつかれるも直後に決勝点「素晴らしい集中力」優勝マジック36再点灯

 「ヤクルト2-3阪神」(1日、神宮球場)

 延長戦を制し、優勝マジック「36」を再点灯させた阪神・藤川球児監督は「底力がまたチームについたと思います」と目を細めた。

 試合は1点リードの九回に岩崎が追いつかれる展開。「9回で決まりづらい、自分たちのチームと相手チームの得点の入り方だったので、簡単ではないというのが石井が投げ出したころから感じてはいましたね」と明かす。

 それでも延長十回、近本が出塁し、中野がバントで得点圏へ走者を送った。2死から佐藤輝が右手一本で低めの変化球を右越えに運び決勝点。「4番でやってくれていますし」と指揮官は目を細めつつ「とにかく個人ではなくて、ゲームの中で近本が出塁して、中野が送ってというところがもちろんありますし、森下もそれまでのいい当たりがありながらですから。本当に個人ではなくチームで戦っているので。素晴らしい集中力とこのロード、最初の1試合目が取れたことが大きいので」と語っていた。

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