阪神に優勝マジック36再点灯!延長十回に4番・佐藤輝明が価値ある決勝打「心の準備はできていた」神宮が盛大な「テル」コールに包まれる

 「ヤクルト2-3阪神」(1日、神宮球場)

 首位・阪神が延長戦を制し、優勝マジック「36」を再点灯させた。4番の佐藤輝明内野手が延長十回に価値ある決勝適時二塁打を放った。

 直前に守護神の岩崎が同点に追いつかれてしまった。試合は延長戦に入り、2死二塁から佐藤輝。大西が投じた低めの変化球を右手一本ですくい上げ、打球は右翼の頭上を越えた。価値ある決勝二塁打。敵地が盛大な「テル」コールに包まれた。

 ヒーローインタビューでは「最高です」と満面の笑み。「相手が勢いあるのは分かっていたので、自分たちを信じてプレーしました」と明かし、「心の準備はできていた。最高の結果になって良かったです。抜けてくれと思ってました」と力を込めた。

 試合は初回から動いた。2死から森下が左前打で出塁すると、続く大山のボテボテのゴロを三塁・村上が悪送球。二、三塁と走者を進めると、大山の打席でヤクルトの先発・高梨が暴投。相手のミス、ミスで先制点を手にした。

 さらに六回には2死二塁の得点圏で、打撃好調の坂本が中前に落ちる適時打。貴重な追加点を導き「(伊藤)将司が踏ん張ってくれているので、早く追加点を取りたいと思っていました。そのチャンスが回ってきたので、打つことに集中できましたし、(小幡)竜平がよく走ってくれたからこその追加点です」と振り返った。

 一方、先発の伊藤将は序盤から危なげない投球。得点圏に走者を置いても動じることなくスコアボードに「0」を並べた。それでも七回、先頭・大田に一塁線を破られ、無死二塁のピンチを招くと、古賀の遊ゴロで三塁に進まれ、長岡の二ゴロで1点を失った。今季、ヤクルト戦は3試合目の登板で、23イニング目で初の失点となった。

 それでも続く代打・沢井を左飛に打ち取り、最少失点でこのピンチを切り抜けた。八回は2番手の石井が2死一、三塁のピンチを招きながらも、なんとかリードを守り抜く投球で登板34試合連続無失点。現役時代の藤川監督が持つセ・リーグ記録、38試合連続無失点も視界に捉えた。

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