阪神・大竹 勝ってM41点灯へ29日広島戦先発「やることは変わらない。目の前の試合に勝つことだけ」

 キャッチボールで調整する大竹(撮影・田中太一)
 練習前、投手陣と話をする大竹(撮影・田中太一)
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 29日の広島戦(甲子園)に先発する阪神の大竹耕太郎投手(30)が28日、久々の登板でも平常心を心がけることを誓った。9日の広島戦(マツダ)以来、20日ぶりで自身の後半戦初登板。「やることは変わらない。目の前の試合に勝つことだけ」。引き分け以上で優勝へのマジックが点灯する可能性もあるが、気持ちの変化はなかった。

 雨天中止などもあり、登板間隔が空いた。その中で心がけたのはメリハリ。追い込むところ、抜くところを計算した。「明日の一試合というよりは、先々を見据えてやっている」。ここ2年、目の前の試合だけに集中して失敗したこともあった。まだ残り51試合。ここからが勝負だ。

 カープ打線には抜群の相性を誇る。通算で12勝1敗。今季も3戦3勝で防御率1・33と勝ち星を重ねている。「無駄な走者を出さないこと。それは自分でコントロールできる。ゾーンの中で勝負していければ」。相手は関係ない。自分の投球ができるかどうかだ。「1勝の重みが143試合で違うというのは、僕はおかしいと思うので」。久しぶりだろうと、マジックがつきそうだろうと、目の前の1勝をつかみにいく。

 ◆きょう29日にもVマジック点灯! 優勝マジック点灯条件は29日に阪神が広島戦に勝利、中日が巨人戦で引き分けか敗戦で「41」が点灯。また、阪神が引き分けでも中日が敗戦すれば「41」が点灯する。なお、阪神が雨天中止で中日が引き分けか敗戦だと「42」が点灯。

 過去に阪神が7月中で点灯させたのは2003年(7月8日=M49)、08年(7月22日=M46)。また、前回優勝の23年は8月16日にマジック「29」が点灯。この日の広島戦で先発勝利を挙げたのが大竹だった。

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