「ウエスタン、広島２－９阪神」（２５日、由宇球場）

　炎天下の由宇で、格の違いを見せつけた。２１日に出場選手登録を抹消され、降格後初実戦となった阪神・前川右京外野手（２２）が３安打１打点と大暴れ。「結果も出て、内容的にも良かった」と納得の表情を浮かべた。

　「４番・左翼」で先発。アドゥワに対して二回無死は右前打を放った。三回１死二、三塁では追い込まれながらもノーステップで対応。課題に挙げる直球を左前にはじき返し、適時打とした。「事を起こしたら点が入る場面。そこは１軍でも共通するので良かった」。巧みなバットコントロールで結果につなげた。

　八回無死は大道から３安打目となる中越えの二塁打。「角度もついて飛距離も出たので良かった」とうなずいた。平田２軍監督は「練習から良かったし、打ちよると思ったよ」と驚きはせず。「いつ１軍に呼ばれてもいいように準備していかなあかん」と、さらなる活躍に期待した。

　２軍で早速、躍動したが「まだ修正しないといけないところもある」と話した前川。課題と向き合いながら、早期の再昇格を目指す。