阪神 後半戦は才木で開幕 球宴ブレークは「うまく疲労を取りながら」 2戦目はデュプランティ有力
阪神の才木浩人投手(26)が後半戦開幕投手に浮上していることが22日、分かった。4日間のオールスターブレークを挟んで、26日・DeNA戦(甲子園)からペナントレースが再開。2位のDeNAと9・5ゲーム差をつけての独走首位ターンとなったが、勢いそのままに才木が先陣を切って白星を重ねていく。
チーム防御率1・99と首位独走を支える実力者がそろう中、後半戦の開幕は才木に託されることが濃厚となった。前半戦は最終登板を除いて“火曜の男”としてカード頭に投げ続けて、7勝をマーク。自身初の2年連続2桁星が視野に入るペナント後半も、きっちりとスタートダッシュを決めたいところだ。
大差をつけているとはいえ、2位チームとの対決。DeNA戦は今季4試合登板して1勝1敗で、六回途中まで無失点に抑えた5月27日(倉敷)以来、2カ月ぶりの対戦となる。
才木にとって前回登板16日・中日戦(甲子園)から、中9日で迎えるマウンド。球宴ブレークの過ごし方について、22日を完全休養日にするとした上で、「練習とトレーニングをしっかりやっておいて。詰めてはやらないですけど、やることはやってという感じですね。うまく疲労を取りながら」とリフレッシュを交えつつ、準備を進める意向を示した。
後半戦2試合目の27日はデュプランティエが有力視される。ただ、前回登板の20日・巨人戦(東京ド)での来日最短となる三回降板を受けて、流動的な部分もある。2カード目となる29日からの広島3連戦(甲子園)には、“鯉キラー”の大竹、球宴出場の村上がスタンバイ予定。順当にいけば高橋が復帰2戦目を迎える可能性もあるが、デュプランティエ次第でローテに変更が加えられる可能性も残る。
高橋は後半戦へ向け、「ピッチングのクオリティーをどんどん上げていきたい。目の前の1試合、1試合を頑張ります」と闘志を燃やす。昨季は8月に3年ぶりの復活登板を果たして、4勝1敗の成績を残した。V奪還へ勝負の夏場、“不死鳥左腕”が本格的に戦力として加わる猛虎の先発ローテに死角はない。
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