阪神・中野 内野安打2本で首位打者再浮上!打率・304 「良くない中でヒットが出るのは気持ち的にも大きい」
「阪神2-1ヤクルト」(13日、甲子園球場)
快音を響かせたわけではなかった。それでも快足を生かしてHランプを2度ともした。阪神・中野拓夢内野手が内野安打2本で打率を・304に上げて、セ・リーグ首位打者に再浮上。「あんまり数字を気にすると、良くはないので。その試合やるべきことを、しっかりやることの積み重ねと思ってるので」。リーディングヒッターに立っても、地に足をつけた戦いを続ける。
まずは四回無死一塁の第2打席。セーフティーバントで三塁方向へ打球を転がす。マウンドを駆け降りたアビラの一塁送球との競争に勝利し、セーフ判定。ヤクルトからのリクエスト要求も判定は覆ることなく、無死一、二塁へ好機を広げた。
2本目は八回無死の第4打席。ピッチャー返しとなった打球が大西のグラブを弾くと、フォローに入った遊撃・伊藤も捕球できず。その間に悠々と一塁を駆け抜けた。
「(形は)良くないですけど、良くない中で内野安打になったりとか、ヒットが出るのは気持ち的にも大きいです」。会心打ではなくとも、価値ある5試合連続安打。猛虎が誇る2番打者はこれからも着実に責務を果たし、白星に貢献する。
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