【岡義朗氏の眼】快勝阪神 大きかった森下の足を使ったプレー

 「広島1-6阪神」(8日、マツダスタジアム)

 阪神が強さを見せつけた完勝劇。佐藤輝明内野手(26)の先制2点適時打で流れをつかみ、2年ぶりの9連勝。2リーグ分立後、通算5000勝に到達。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は森下翔太外野手の好走塁を高評価した。

  ◇  ◇

 阪神は初回1死二、三塁から佐藤輝が先制打を放ったが、その前に注目したいシーンがあった。1死一塁から森下が四球を選んだ直後、森下自身に展開を変える動きがあったからだ。四球のボールが暴投になったことでスタートよく二塁まで到達した。二、三塁と一、三塁では内外野の守備隊形が違ってくる。結果的に床田から2点。一気に二塁まで走ったあのプレーは大きかった。

 森下の足を使ったプレーで、もう一つ感心したのは五回の追加点に絡んだところだ。無死一、二塁から佐藤輝が左翼へ大きな飛球を放ち、二塁走者中野のタッチアップで一、三塁となった後。大山の打席で一塁走者の森下が二盗に成功した。それも初球。ここでも同じことが言える。一、三塁と二、三塁では守り方が違うということだ。

 この試合、広島は防戦一方だった。坂倉の肩が狙われたという見方もできるだろう。特に早い仕掛けは明確な根拠がないとできない。初回、アウトにこそなったが、二盗を試みた佐藤輝も初球。意図的に足でかき回しにいったのは明らかだ。

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