藤川監督の執念采配実らず リリーフ陣全員がイニングまたぎも湯浅が崩れて今季初6連敗
「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)
藤川監督の執念采配は実らなかった。阪神は先発の伊原が6回2失点と粘投。同点に追いついた七回からは及川が登板し、三者凡退に抑えると八回も続投。無死一、二塁のピンチを招いたが、何とか後続を断って2回を無失点に抑えた。
九回からは岩崎が登板。守護神が三者凡退に抑えると、今季初のイニングまたぎとなる延長十回のマウンドに向かった。スタンドが騒然となる中、1死から四球を与えたが、続く村林を投ゴロ併殺に仕留めて2回を無安打無失点と意地を見せた。
打線は延長十一回に無死一、二塁の絶好機を迎えたが、高寺が送りバントを決められず、代打・糸原、梅野も凡退して無得点。その裏から湯浅がマウンドに上がり、三者凡退。勝ちがなくなった十二回もマウンドに向かったが、1死から宗山と辰己の連打で一、三塁のピンチを迎えると、代打・黒川にサヨナラとなる二塁への内野安打を許した。
49年ぶりとなる5試合連続逆転負けを喫していた中、藤川監督は救援3投手全員をイニングまたぎで起用する執念の采配を振ったが、勝利どころか引き分けも拾えず、今季初の6連敗という最悪の結果に終わってしまった。
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