3試合連続先制打の阪神・森下は「内角のさばき方をつかみつつある」 切れずに左前に落とした高い技術 谷佳知氏の視点
「楽天3-2阪神」(13日、楽天モバイルパーク)
藤川阪神は森下、大山の適時打で2点を先行も、4試合連続の逆転負けで今季2度目の4連敗を喫した。巨人、オリックスで活躍した谷佳知氏は「やるべきことはやって、あと1本が出なかったという試合。切り替えて明日に臨めばいい」と1点差の惜敗を総括しつつ、先制打を放った森下の打撃に注目。「内角のさばき方をつかみつつある」と評した。
七回、九回の好機ではともにファウルフライに倒れ、悔しさをあらわにした森下。一方で3試合連続の先制打と奮闘が続いている。
谷氏は三回2死二塁でハワードの内角低め147キロ直球に対し、うまく体を回転させて左前に運んだ先制打について、「決して易しいボールではなかった。あのコースはバットの芯で捉えるとファウルになり、強引に引っ張りにいくとドン詰まりの三ゴロになる」と指摘。「ほんの少し詰まっているというか、ほんの少しバットの芯を外して捉えているように感じた。だから切れずに、左翼線寄りのヒットゾーンに飛ばすことができた」と高く評価した。
「森下が意識的にそうやって打ったかどうかは本人に聞いてみないとわからないが、今季ここまでの彼の内角球への対応を見ていると、結果的に少し詰まらせてレフトの前に落とす、という打球が昨季までに比べて増えてきている」とし、「元々内角打ちにうまさはあったが、技術的にもう一段上のさばき方をつかみつつあるように見える」と評した。
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