阪神・湯浅 連日激アツ火消し ルーキーのピンチ救った!14試合連続無失点 防御率0・00
「広島0-8阪神」(1日、マツダスタジアム)
相手に傾きかけた流れを引き戻した。代打・野間のバットが空を切る。阪神・湯浅はマウンドから駆け降りると、右拳を力強く振り下ろしてほえた。「伊原がずっといいピッチングをしていたので、点を与えずに帰ってこられて良かった」。新人を救い、勝利へ勢いを加速させる19球だった。
2-0の七回。伊原が1死一、二塁とした場面で2試合連続のマウンドへ。小園に四球を与え、1死満塁。それでも冷静だった。「簡単にカウントを取りにいくんじゃなくて様子を見ながら。頭の中では満塁にしたとしても3人で抑えようと」。佐々木は2球で追い込んだ後、粘られながらも6球目の内角高めの146キロ直球で二飛。続く代打・野間はフルカウントから真ん中低めの縦スライダーで空振り三振に仕留めた。
5月31日・広島戦は1-0の八回1死二塁から先発・大竹の後を受けて登板。代打・野間、菊池の難敵2人を打ち取った快投を再現し、2日連続でマツダスタジアムの大声援を悲鳴に変えた。
これで14試合連続無失点。さらに得点圏に走者を置いた場面では、9打数無安打と勝負強さが際立つ。藤川監督も「経験がありますから。やるべきことをよく知っている。起用する側からしても使いやすい。素晴らしい能力を発揮してくれている」と評価した。
大切にする食生活が湯浅の体を支えている。朝食はサラダ、水切りヨーグルト「オイコス」に加え、タンパク質などを意識し、嫌いだった納豆も食べるようになった。飲むヨーグルト「R-1」も必ず摂取。筋肉の維持や免疫力を高めて一日をスタートする。
夜は乳酸菌飲料「ヤクルト1000」を飲むのが日課。「夜寝られない時があって。店頭で売り始めてからずっと飲んでいる」。睡眠の質を向上させ、日々のパフォーマンスにつなげている。
チームの3連勝に貢献したことを何よりも喜んだ右腕。「任された場面で全力を出すだけ」。交流戦もパ・リーグの強打者に臆することなく腕を振る。
野球スコア速報
関連ニュース




