阪神・森下 復調予感のマルチ安打 “森下対決”制す「自分のバッティングをしてるだけ」今季対戦打率・357
「広島2-5阪神」(30日、マツダスタジアム)
“森下撃ち”で再浮上のキッカケをつかんだ。前夜19打席ぶりHマークをともした阪神・森下翔太外野手(24)が復調の兆し。23日・中日戦(バンテリン)以来、6試合ぶりとなるマルチ安打をマークした。
「1打席目にしっかりはじき返せたので。その後の打席はちょっと課題が残りましたね。チームが勝ったので良かったかなと思います」
初回2死から中前へ痛烈にはじき返すと、四回は左前打。「(森下に)そんないいイメージはない。自分のバッティングをしてるだけです」。虎の森下はそう謙遜するが、今季の“森下対決”は14打数5安打、打率・357まで跳ね上がった。
1点を追う五回は打点王にとって、絶好の場面で訪れた。近本の中前打で同点に追いつき、なお2死一、三塁。初球から仕掛けた打球は浅い左飛と思われたが、ファビアンと遊撃・矢野が交錯。白球が転々とする間に二者が生還した。ただ結果は失策で打点を上積みできず、「自分のバッティングで返せるように頑張ります」と約束した。
慣れない左翼守備では6度も左飛を処理。ヒーローインタビューで村上から「よくレフトに飛んで、レフトの森下君がいっぱい走って捕ってくれたので助かりました」と真顔でねぎらわれるほど攻守に奮闘した。
森下に快音が戻れば、打線は活気づく。主砲が再び連勝街道に導く。
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