阪神・近本と中野が天敵から放った一打が勝利に直結 首位で交流戦突入まであと1勝

 「広島2-5阪神」(30日、マツダスタジアム)

 決勝点は相手野手陣が交錯したことで得たが、広島・森下との対戦成績が極端に悪かった阪神・近本と中野に安打が生まれ、その一打が勝利に直結したことが大きい。

 近本は試合前時点で8打数1安打の打率・125。1、2打席目も中飛、二ゴロと打ち取られ、対戦打率が・100まで落ちた中、五回2死二塁で同点の中前適時打。9打数無安打の打率・000だった中野も中前打で続き、森下の遊撃後方への飛球が矢野の適時失策を誘った。

 広島・森下とは今季4度目の対戦で、過去3戦は1勝1敗だった。対戦打率・300だった阪神・森下は2安打を放ち、同・444だった佐藤輝も四回に右中間への二塁打を放った。気がかりは一時調子を上げていた大山が4打数無安打に終わり、今季2度目の3試合連続無安打となった。加えて森下との対戦成績も13打数1安打の打率・077まで落ち込んだ。

 しかしながら、全員が調子がいいとチーム状態はなにかをキッカケに一気に沈む傾向があるだけに、大山の一時の不調をことさらに嘆く必要はない。波の幅を小さく抑えることさえできれば、経験豊富な打者だけに大きな心配はいらないはずだ。

 31日の広島戦に勝てば今季最多の貯金9となり、首位をキープして交流戦に突入となる。

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