阪神・才木 倉敷も任せろ 今季はや3度目地方球場登板も「細かいこと気にしないタイプ」27日・DeNA戦先発
27日のDeNA戦(倉敷)に先発する阪神の才木浩人投手(26)が26日、甲子園球場での投手指名練習に参加し、前日調整を行った。今季早くも3度目となる地方球場での登板となるが、ここまでは高い適応力を見せている右腕。好調の5月を白星で締めくくり、チームに流れを呼び込む。
4月の松山、今月13日の新潟に続き、今季3度目の地方球場。慣れないマウンドでの投球となるが、才木に全く嫌がる様子はない。「あんまり細かいことを気にしないタイプなんで、投げにくい印象もない。いいピッチングができるように頑張りたい」と力を込めた。
その言葉通り、地方球場では、ここまでの2戦で計14回をわずか1失点と高い適応能力を示している。さらに倉敷は昨年も経験。その時は、敗戦投手にこそなったが、8回1失点と好投していた。「どちらかというと投げやすい印象。そこはもう一回チェックして、投げながらマウンドに合わせれば」と語った。
相手となるDeNAは、球団別でみても最多となる今季4度目の対戦。強力打線相手に、ここまでは1勝1敗で防御率は3・26だ。顔合わせが増え、やりづらさも生じてくるが「どんどん(ストライク)ゾーンで勝負していくのは、あんまり大きく変えずに」と、直球主体で押していく意識がベースとなる。
そこに加え、今回は配球面にも気を配る。「工夫しながらバッテリーでうまく相談して、駆け引きしながら、カウント有利で進めてしっかり抑えられるように。その日のベストを出せたら」。主導権を握り、自分のリズムで試合を進めたい考えだ。
前回登板、20日の巨人戦(甲子園)では、9回129球の熱投で今季初完投初完封。体の疲労も懸念されるが「しっかりコンディショニングできてますし、問題ないと思う」。勝利の後の心地いい疲れで精神的にも充実している。
この日は、甲子園で行われた投手指名練習に参加。キャッチボールやダッシュで汗を流した。5月は3試合で2勝、防御率0・43と抜群の安定感を誇る右腕は「交流戦前ラストなので、いい形で交流戦に入れるように頑張ります」と気合十分。倉敷の地でも気迫のこもった投球でチームに勝利を呼び込む。
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