阪神・藤川監督 攻撃型布陣で小技重ね竜倒 球団最多タイ5犠打「すべてが最善策かと言われたら、分からないですね」

 「中日1-5阪神」(25日、バンテリンドーム)

 阪神は攻撃型布陣の中で小技を重ねて、中日との対戦成績を五分に戻した。先制スクイズを含む、球団最多タイの5犠打。藤川監督は「後から考えれば何とでも言えるんですけれど、送りバントっていうのは。すべてが最善策かと言われたら、分からないですね」と慎重に言葉を紡いだが、白星につながるタクトとなった。

 前川の降格後、日替わりのスタメン左翼は無安打続きとあって、勝負手を打った。佐藤輝をプロ初の左翼に置いて、初スタメンのヘルナンデスを三塁で起用。「(佐藤輝の)レフトもライトもありますし。森下のレフトもあると思いますし。チームが活性化していくためのところ」と新オーダーの狙いを明かした。初の長打で期待に応えた助っ人には、「本来の姿になってきたので、大きな力になってくれるのでは」と賛辞を送った。

 惜敗した24日の同戦では、球審の判定と井上監督の抗議を巡って苦言を呈したが、試合前のメンバー交換で審判団からの謝罪もあって遺恨なし。「お互いリスペクトを持ってやっている、ただそれだけなんですけどね」。スポーツマンシップを胸に刻んだ上で、チームを勝利に導く策を練る。

 ◆1試合5犠打は球団最多タイ 阪神の9回終了での1試合5犠打は2リーグ分立後、球団最多タイで2018年6月16日・楽天戦以来、11度目。1リーグ時代には41年10月9日・名古屋戦で9回まで5犠打、延長13回までで6犠打を記録している。

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