阪神・前川 逆転口火の22歳初安打 バースデーソング大合唱に奮起「ありがたかったです」

 6回、代打で右前打を放つ前川(撮影・西田忠信)
 6回、右前打を放つ前川(撮影・山口登)
 6回、右前打を放つ代打・前川(撮影・北村雅宏)
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 「阪神3-1広島」(18日、甲子園球場)

 阪神・前川がバースデー打で突破口を開いた。1点を追う六回だ。伊原の代打で打席へ向かうと「ハッピーバースデー」の大合唱が起こった。

 「先頭だったので、相手バッテリーも気を使って時間を取ってくれた。ありがたかったです」

 わずか2球で追い込まれたが、玉村のチェンジアップに食らいつく。打球はしぶとく一、二塁間を破り、チャンスメークを果たした。「事を起こしたら何かあると思って、いいところに転がってくれた」。誕生日を自ら祝う一打からチームは逆転。藤川監督も「素晴らしい。ファンの方にバースデー(ソング)を歌っていただきながらヒットを打つ。なかなかできることじゃない」と絶賛する働きだった。

 22歳初安打を復調のきっかけにしたい。16日は4試合ぶりの先発出場で適時打を放ったが、17日は3打数無安打に終わり、この日は再びベンチスタートだった。「本当にいいキッカケになってくれたらいい。あさってからまた頑張ります」。逆境をはね返し、スタメンの座を取り戻す。

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