阪神・中野 ヘッスラ決勝ホーム「いい判断ができた」同点&トドメの適時打 5月打率・383「まだまだ上を」

 「阪神3-1広島」(18日、甲子園球場)

 大歓声の中、全力で一塁を駆け抜けた。2-1の七回、2死一、三塁の好機。阪神・中野は追い込まれながらも懸命に食らいつき、二塁への適時内野安打を放った。「後ろの森下につなぐ意識の中、いいところに飛んでくれた」。しぶとい一打で貴重な追加点をもたらし、拳を突き上げた。

 前の打席でも大きな仕事をしていた。0-1の六回1死二塁。「玉村投手の出来からして、追い込まれてから甘いボールは来ないと思って、積極的に仕掛けた」と初球からスイングした。左前打を放つと、左翼のファビアンが打球をファンブル。打点こそ付かなかったが、同点となる一打だった。

 意識の高い走塁も見せた。ファビアンの本塁への送球が高いとみると、果敢に二塁を陥れた。続く森下の左前打でも好スタートを切り、頭から逆転のホームに突っ込んだ。「迷った部分はあったけど抜けると思った。いい判断ができた」と納得の様子。自らの打席から数え、わずか3球で本塁までかえってきた。

 打って走っての大活躍で連勝に貢献した。月間打率・383と絶好調。「出来としていいと思いますけど、まだまだ満足せずに上を目指してやっていきたい」と表情を引き締めた。チームの勝利のため、背番号51はダイヤモンドを駆け回る。

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