阪神が悪夢の4連敗 三浦にプロ初勝利献上&中日に3年ぶりの3タテ食らう 近本が、森下が…2桁残塁の大拙攻

 「中日3-2阪神」(1日、バンテリンドーム)

 阪神が中日に競り負け、同一カード3連敗を喫した。チームはこれで今季ワーストの4連敗。前半戦の勝負所となる9連戦は厳しいスタートになった。

 試合は四回に動いた。2死一塁から坂本が右中間を破る適時二塁打。だが、先取点を取った直後、今季初先発の大竹が制球を乱す。上林、カリステの連打から、高橋周の適時二塁打で同点とされた。右翼フェンスの上部に当たった打球に対し、一塁の真鍋審判は本塁打の判定。これに藤川監督がリクエストを要求し、リプレー検証の結果、判定が覆った。

 それでも続く細川の遊撃内野安打で勝ち越しを許す展開。五回には佐藤輝が左翼スタンドに、両リーグ最速の10号同点ソロを放つ。球団の左打者では初の快挙。「コースに逆らわず、自分のスイングで振り抜くことができたと思います」と、納得の一打で試合を振り出しに戻したが、またも直後だった。

 先頭の岡林に二塁打を許すと、2死一、三塁から一塁走者の上林が挟殺プレーとなる間に、三塁走者の岡林が生還して勝ち越し点を献上。5回6安打3失点と粘りの投球を見せたが、今季初勝利は次戦以降にお預けとなった。

 攻撃はプロ初先発の中日・三浦に苦戦。三回以降、毎回のように走者を塁に置きながら、なかなか攻略することができなかった。この日は近本が再三の好機でブレーキ。三回は1死二、三塁で二ゴロ、四回は2死満塁で遊ゴロに抑えられると、六回は1死二、三塁で空振り三振に倒れた。今季、得点圏では24打数2安打、打率・083と苦しんでいる。森下も2度の得点圏であと1本が出なかった。九回も2死二、三塁の好機を作ったが、大山が決定打を放つことができなかった。

 中日戦の同一カード3連戦3連敗は22年8月12~14日以来の屈辱となった。2日からは甲子園に戻ってヤクルトとの3連戦。先発は村上の予定。まずは本拠地で連敗を止めたい。

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