阪神 88年ぶりの快挙逃す 吉田義男氏の追悼試合で連勝は6でストップ&巨人に今季初黒星 守護神・岩崎が手痛い一打を浴びる

 9回、岸田に勝ち越し適時打を許した岩崎(撮影・北村雅宏)
 9回、右翼線に二塁打を放つ木浪(投手・マルティネス、捕手・甲斐)=撮影・山口登
 2回、解説ブースに座る岡田彰布オーナー付顧問(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-2巨人」(27日、甲子園球場)

 阪神は2月に逝去した吉田義男氏の追悼試合として選手&首脳陣が背番号23の特別ユニホームを着用したが、逆転負けで連勝が6でストップ。88年ぶりとなる開幕からの巨人戦6戦6勝はならなかった。

 同点の九回、守護神・岩崎が手痛い一打を浴びた。先頭のキャベッジに左翼線へ二塁打を許すと、送りバントを決められ、1死三塁から岸田に勝ち越しの左前適時打を浴びた。

 その裏、阪神は1死三塁と一打同点の好機を作ったが、植田が遊ゴロで決死のスタートも本塁憤死。あと一歩、届かなかった。

 この日も幸先よく得点を奪った。初回、2死一、二塁の好機で大山が左前へ先制の適時打。前の試合で通算1000試合出場を達成した男が自身3戦連続打点を挙げた。ただ、その後は打線に元気がなかった。二回から六回まで無安打に抑えられるなど、追加点を奪えず。同点の七回は相手のミスも絡み、2死一、二塁としたが、森下が凡退。甲子園は大きなため息に包まれた。

 ドラフト1位ルーキーは、この日も安定した投球を見せた。自身2度目の先発となった伊原は、持ち前のストライク先行でテンポよく投げ進めた。三回に内野ゴロで1点を失い、プロ初失点も後続は抑えた。結果自己最長6回を投げて1失点。2勝目とはならなかったが、きっちりと役割を果たした。七回からは継投に入り、懸命にバトンをつないだが、岩崎が誤算だった。

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