阪神・戸井 今季1号 2年ぶりの一発「今年こそ1軍を目指して」プロ3年目が猛アピール
「ウエスタン、阪神7-0くふうハヤテ」(30日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
思い切りよくバットを振った。球場内がどよめきに包まれる中、打球は風に乗って左翼ポール際へ。阪神・戸井零士内野手が約2年ぶりのアーチとなる今季1号を放ち、軽快にダイヤモンドを回った。「切れるかなと思ったけど、いい打ち方ができた」と充実の表情を浮かべた。
0-0の三回無死一塁。バントミスで追い込まれた中で気持ちを切り替えた。直球攻めに遭いながらも「真っすぐをはじき返す」という意識で、6球目の直球を強振。「先に点数が欲しいところでしっかり取れたので良かった」とうなずいた。
プロ3号となった先制2ランは、ルーキーイヤーの23年4月23日のウエスタン・中日戦(甲子園)以来。「練習の中で、スイングの軌道をストライクゾーンに振れるようにアプローチしていて。それがうまくいったかな」と、日々の反省点を生かした練習が奏功した。
プロ3年目。「全然満足せずにこれからしっかり調子を上げて、今年こそ1軍を目指して頑張ります」。シーズンは開幕したばかり。1軍の舞台を目指し、アピールを続ける。
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