阪神・富田 5回無失点で5K「打者を迷わせながら」 開幕ローテへ貪欲 SGL公式戦初勝利に貢献
「ウエスタン、阪神2-1広島」(15日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
小雨が降りしきる天候でも、内野スタンドをほぼ埋めた4079人を魅了した。開幕ローテ入りを狙う阪神・富田蓮投手が5回1安打無失点。2軍新本拠地の日鉄鋼板SGLスタジアムでの公式戦初勝利に貢献した。
初回はテンポよく2死を奪った後、内田は内角直球で空振り三振に仕留めた。「打者を迷わせながら自分なりの三振が取れた」。立ち上がりから持ち味の緩急を生かして、打者を惑わせた。
二回2死では渡辺に唯一の被安打となる右前打を浴びたが冷静だった。「ツーアウトからなら落ち着いて勝負できるので」。続く大盛は3球で追い込み、外角スライダーで空を切らせた。
五回までに5奪三振。「カットボールもツーシームも練習している中で投げ切れたのは収穫」と手応えを口にした。
残り1枠の開幕ローテ入りへ向けて、デュプランティエ、ドラフト1位・伊原(NTT西日本)、及川らと争っている立場。「どの投手も結果を出している。そこに入っていけるように常に結果を求めて」。左腕は貪欲に腕を振り続ける。
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