掛布雅之氏が11、12日に気仙沼市のバッティングセンターを訪問へ 東日本大震災から14年 「少しでも力になれれば」

 1月に野球殿堂入りを果たした阪神OBのレジェンド、掛布雅之氏が東日本大震災から14年となる11、12日に宮城県気仙沼市を訪問。震災で家族7人を亡くした千葉清英さんが経営するバッティングセンターを訪れる。

 バッティングセンターは千葉さんが「唯一生き残った息子の夢をかなえてあげたい」との思いでオープンさせた施設で、地域の子供たちが気軽に楽しめる場となっている。掛布氏は震災直後から被災地に強い関心を持ち、野球が人々の支えになることを信じて今回の訪問を決意。「野球を通じて未来に向かって進む力を届けたい」との思いを胸にバッティングセンターを訪れ、千葉さんや地域の子どもたちと交流する予定だ。

 掛布氏は今回の訪問に向け「被災された方々の歩んで来た道のりを改めて知り、少しでも力になれればと思います。被災された方々には今回の訪問で心の笑顔を取り戻してほしい」とコメントした。

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