阪神・藤川監督 打線新オプション試す 佐藤輝&大山不在の4、5日・中日戦で 原口、ヘルナンデスらアピールチャンス

 大山(左)と話す藤川監督(撮影・中田匡峻)
 一塁の守備に就きボールを回す原口(撮影・立川洋一郎)
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 阪神・藤川球児監督(44)は3日、侍ジャパンに参戦する大山と佐藤輝がチームを離れる間、シーズンを見据えて打線の新オプションを試す考えを口にした。甲子園に隣接する室内練習場で全体練習を見守り、4日・中日戦(甲子園)から本格的に始まるオープン戦のイメージを膨らませた。

 「打線の並びですから当日になりますけど、原口も非常にコンディションよくきてますしね。ヘルナンデスも甲子園で出場できるということですから」。4日には恒例の新入団選手発表があり、育成のコンスエグラらもベンチ入りする見込み。1、2日は教育リーグ・広島戦(SGL)に出場していた井坪も、1軍に再合流する予定だ。

 シーズンでは不測の事態の連続する可能性がある。指揮官も「(大山、佐藤輝が)いない間はいない間で、想定としてはいろんなことを考えながら、こっちも有意義な時間に使うと思います」。日本代表の強化試合に出場する3番・佐藤輝、5番・大山が不在の期間を前向きに捉えている。

 もちろん選手にとっては絶好のアピールチャンスとなる。キャンプ中の実戦6試合で打率・750の好成績を残した原口は練習後の特守で外野送球に取り組んだ。この日は33歳の誕生日。「1年、健康に元気よく楽しんで野球ができたら、それがもう最高に幸せなので」と決意を新たにした。

 出番に飢える新助っ人も気合十分だ。投内連係で原口とともに一塁に入ったヘルナンデスは「自分が出られるところでしっかり準備をして結果を出すだけ。彼らが日本を代表していってくれるのは僕の誇りでもある」とナイスガイらしくコメントした。チームには“球児流”の切磋琢磨(せっさたくま)が浸透。心配は雨予報の天気だけだ。

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