阪神・小幡 遊撃争いで木浪に待った マルチ!犠打!進塁打!四球! 安打よりチームプレー「そこが一番よかった」

 「オープン戦、中日6-9阪神」(23日、Agreスタジアム北谷)

 記録に残る2本の安打以上に、阪神・小幡は後半の3打席に収穫を得た。犠打、進塁打に四球。チームプレーに徹し「今日は一番、そこがよかったです」と笑った。木浪、山田らと争う遊撃サバイバル。先輩がロケットスタートを切った中、負けじと待ったをかける活躍だ。

 投手強襲の内野安打、中前打に続き、六回の3打席目だった。先頭の豊田が右前打で出塁すると、小幡は初球を投手前に転がして二塁に進めた。さらに八回無死二塁の場面では、外角球を引っ張って二ゴロの進塁打。いずれも得点につなげた。

 「チームで動くということを監督も大事にしている。チーム全員で動くということなので、そこはすごくよかったです」

 オープン戦初戦となった22日の楽天戦。スタメン出場した木浪が3安打の固め打ちでアピールを決めた。ベンチで眺めることしかできなかった悔しさを翌戦のグラウンドできっちりと晴らした。守備でも初回、岡林の三遊間に飛んだ打球を強肩でアウトにするなど無失策で勝利に貢献した。

 九回には2死から8球粘って四球で出塁。「あそこで雑にならなかったのは、すごくよかったと思う」と、5打席全ての内容で猛アピールに成功した。シーズン開幕まで残り約1カ月。木浪優勢の現状に変わりはないが、決着に待ったをかけるに十分なインパクトを残した。追いつけ、追い越せと先輩の背中を捉える。

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