阪神・ゲラ ライブBPで貫禄 安打性ゼロ 威力もキレも抜群「しっかりとゾーンに投げられたね」

 「阪神春季キャンプ」(18日、宜野座)

 初の実戦登板も貫禄たっぷりだった。阪神のハビー・ゲラ投手(29)がライブBPで今キャンプ初の実戦登板。最速154キロの直球に自慢のスライダーをコースに投げ分け、計20球で高寺と井坪に安打性の打球を打たせなかった。

 球の威力もキレも仕上がり抜群。「しっかりとゾーンに投げられたね。感触は良かったよ」。両球種で空振りを奪い、スライダーでは井坪のバットを折るほど。「体の感じとかは去年とほぼ一緒だね」。昨年は20日に初登板していて、今年も順調に調整を進めている。

 今季から完全習得を目指すフォークは「投げたくなかったんだよ」と使わず。「感じが良ければって感じだから、今はちょっと分からないね」と今後も完成度を見極めながら、試合で試していく考えだ。

 安藤投手チーフコーチは「ボールを見る限り順調かな。球も速かったですからね」と評価。助っ人右腕も今後のプランを明確に持っている。「ゲームに入るんだったら、しっかりゾーンに自分の投球ができるように準備していきたい」。不安要素を全く感じない。

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