阪神・富田 2回無安打も1球の精度反省 和田毅氏直伝チェンジアップ「見逃されて少し緩んだ」収穫も妥協なし
「練習試合、阪神6-0楽天」(15日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
2番手で登板した阪神・富田蓮投手(23)が2回を投げ、無安打無失点でアピールに成功した。門別、及川ら若手左腕で火花散る開幕ローテバトル。互いに譲らぬ成績を残した中で、結果以上に1球の精度を反省した。開幕まで残り1カ月半。妥協なく結果を求める。
「テンポを意識しながら投げることができたけど、もう少し球数を少なくできましたね」。収穫の中に悔いも残した。対外試合初戦。先発の門別が2回無失点に抑え、より重圧がかかる中でマウンドに上がった。三回を3者凡退に抑え、四回に中軸との対戦を迎えた。
先頭の辰己を遊ゴロに抑えると、ハイライトはフランコの打席。1-1から3球目にチェジアップを投げた。1月に参加した合同自主トレで、前ソフトバンク・和田毅氏から教わった新球。「見逃されて少し(腕が)緩んでしまいました」と課題を残したが、フルカウントから内角低めの直球で空振り三振に斬った。
「甘すぎたら打たれると思った。しっかりとコースに角度のある球を投げきろうと思った結果。高さもよかったですね」
昨季は中継ぎで33試合に登板。防御率0・76と飛躍の1年を過ごした。オフに「先発でやりたい」と球団に直訴。2回、32球に反省は残るが、8日の紅白戦でも2回無失点と結果を残す。「球の高さであったりとか、もっとこだわってやっていきたい」と富田。収穫を自信に、課題を糧にしてバトルを勝ち抜く覚悟だ。
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