阪神・赤星臨時コーチ 中野復活へゲキ 最低でも20盗塁 カギは「技術的な部分より考え方」

 走塁練習をする中野を見つめる赤星臨時コーチ(撮影・中田匡峻)
 走塁練習をする中野(撮影・田中太一)
 赤星臨時コーチの前で走塁練習をする中野(撮影・田中太一)
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 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 阪神・赤星憲広臨時コーチ(48)が6日、中野に「30盗塁」指令を下した。「期待を込めて最低20個はしてほしい。30個して輝きを取り戻してほしい」と21年盗塁王に復活のゲキを飛ばした。

 通算381盗塁を誇る足のスペシャリストは、中野の盗塁王奪取のカギを「メンタル」とした。「技術的な部分より考え方とか」と自信や走る勇気を取り戻すことが重要だと話す。

 中野は昨季、盗塁企図数13回で6盗塁、成功率・462と4年目で初の一桁盗塁を記録。盗塁王の21年は成功率・938(企図数32で30盗塁)だった。出塁率が・297と2割台に落ちたのは「自信を失った」ことが関係すると赤星氏は言う。

 「走る人だからこそ分かる、いけなくなる理由がある」と理解を示しつつ、「いろいろなアプローチの仕方はしました。メンタル的に押してあげようと」と助言を送った。

 「シーズンが始まる前にどれだけ成功例を出せるか」と赤星氏。実戦での成功体験が盗塁数アップのきっかけになると話す。中野は「いいイメージを持ちながらやっていきたい」と力を込めた。

 この日行われた赤星氏による走塁練習では約30分間、ベースランニングなど野手陣に基礎をたたき込んだ。「中野君が復活することが(チームけん引には)一番必要。活躍して、足を生かすことによってクリーンアップが生きてくる。そういう姿をまた見たい」と期待を寄せた。

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