阪神・森下 センター返し徹底「レフト方向のホームランはまだいらない」3年目のシーズンに強い自覚

 スローイング練習をする森下(撮影・田中太一)
 特守で好捕する森下。奥は野口(撮影・中田匡峻)
 打撃練習をする森下(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)

 阪神・森下翔太外野手(24)は、初日のフリー打撃では50スイングで柵越えは1本。ただ、「いい形では打てたと思う。ダメな部分もあるけど、そこは1カ月間でしっかり仕上げたい」と毅然(きぜん)と話した。

 狙い通りの打撃だ。今オフはバット軌道のインサイドアウトを意識。打球もセンター方向に飛ばすことを重要としている。「センター方向にインサイドから伸びていくような打球が打てれば理想。レフト方向のホームランは、まだいらないと思ってます」。とにかくセンター返しを徹底する。

 守備でも準備を怠らない。全体練習後は昨季の出場全試合で守った右翼ではなく、左翼でノックを受けた。「藤川さんも新しい監督で、どうなるか分からない。固定されていないと思うので危機感を持ってやりたい」と表情を引き締めた。

 3年目のシーズンへ向けて「どれだけやるべきことを自分の中で整理して、課題を持って取り組むか」と計画的に日々を送る姿勢。虎の新4番候補は強い自覚を持って、キャンプをスタートさせた。

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