阪神の中野拓夢内野手（２８）が２３日、“生涯「５１」”を宣言した。背番号５１は米国で殿堂入りしたイチロー氏と同じ番号。「番号を変えたいと思っていない。いずれ５１番は中野っていうイメージを持ってもらえるように」と決意を新たにした。

　イチロー氏はマリナーズなどで大リーグ最多年間２６２安打や通算３０８９安打など、偉大な記録を残した。「イチローさんのおかげでいい番号になった印象もある。少しでもそういう数字を残せるような選手になれれば」とレジェンドの背中を追う。

　活躍に応じて背番号が若い数字になる選手も少なくないが、「５１」は入団時から背負ってきただけに思い入れもある。他球団ではＤｅＮＡ・宮崎や巨人・浅野ら好選手がつけていることもあり「愛着はある」と語った。

　約１週間後には春季キャンプが始まる。「チームプレーが多くなる。うまく一緒にできるように。若い力も借りながら自分も元気に過ごせれば」と選手会長としての気合も十分。強い覚悟で虎の「５１」を背負っていく。